ここで言う「健常児のお母様」とは、障害児を育てたことの無い(なおかつ自分の子供に障害があるかも?と強く思い悩んだ経験すらない)完全部外者全般を指します。

「お母様」とありますが上記に当てはまれば、子供のいない人や男性も含まれます。

また今回の記事は、特定の誰かをディスるものではなく、いるいる!そういう人いるよね~というスタンスで読んでいただけたら。



本題に入ります。

発達障害児の親でもないのに「私、発達障害に理解あります」的な発言する人いませんか?

いえいえ、

「自分の身の回りや子供の同級生に発達障害の子がいるけど、差別しないで受け入れてあげたいから、ネットや本で発達障害のこと調べてみたの。出来れば何か力になってあげたいな~」

って人は別ですよ。そういう人は神ですから!これからもよろしくお願いいたします(T_T)!って土下座したいくらいなんですけどね。

私がムカついてるのは、たまたまネットやテレビで得た表面的で薄~い発達障害の知識しかないくせに、

「私、発達障害児の親の気持ちわかります!」

とか、

「もし自分の子が発達障害だったら、私はこんな素晴らしい対応できます!(現段階でうちの子に発達障害疑惑なんて微塵もないけどね!)」

みたいなクソ発言を、リアルな発達障害児親の目前やネット上で勝ち誇ったどや顔でほざいてしまうようなクッソイタいゲスママなんですけどね!!

KAZ7842_DSCF3133_TP_V

そういうゲスママ曰わく、

「幼稚園の先生から子供の発達障害の可能性指摘されてブチ切れてるママなんて信じられなぁい…(*´∀`*)

だって、発達障害って『早期発見』『早期療育』が大切なんですよねっ!?…(*´∀`*)
(だってネットサーフィンしてて偶然たまたま見かけたサイトにそう書いてあったよ☆)

私だったら、幼稚園の先生が指摘してくれたらむしろ『ありがとうございまぁ~す☆』って思っちゃうかなぁ(*´∀`*)

だって、『もし』自分の子が発達障害だったら、できるだけ早く気付いてあげて、

早いうちから『りょーいく(なんのことだか良くわかんないけど☆)』して生きづらさを解消してあげたいから(*´∀`*)

(ドヤッ!私っていいお母さんでしょっ?)」



…だそうでござる。

ハイハイハイ(笑)

わかったわかった(笑)

すごいね~あなたいいお母さんだね~立派立派(棒読み)

ハイ、それで、現にあなたのお子様は発達障害なわけですか?

…違うよね。

で、発達障害の可能性を疑って真剣に思い悩んだことは?

…ないんだよね。

で、幼稚園の先生に子供の発達障害の可能性指摘されて発達検査勧められたことは?

…ないんですね。

ってことはアナタには、実際に「幼稚園からあんたのお子さん発達障害かもよ」って突然宣告された親の気持ちなんて、

全く完全に100%、理解できるはずが無いってことですよ!

想像くらいは出来たとしても、想像しているアナタは全くの部外者なわけですから、その想像はたぶん完全に的外れでございますよ、ハイ。

KAZ7842_DSCF3133_TP_V

で、何ですか?アナタは、

「私は子供に発達障害の可能性があっても全然うろたえないし、診断ついてもすぐに受容できますよ!」

的なことほざいてらっしゃいますが、それだってただの理想ですよね?

実際に、その立場、その状況になってご覧なさいよ。

きっと泣いてわめいて何かにすがってジタバタ悪あがきして心を病んだり果てには誰かを恨んだりすらしてしまう。

そういうもんですよ。

少なくとも私はそうでしたから。すぐに子供の発達障害を受け入れられる、菩薩のような母親にはなれませんでしたから。

私は、幼稚園から指摘される前に発達障害の可能性に気付いていたので、幼稚園の先生にブチ切れるとかはなかったですが、

突然幼稚園から「あなたのお子さん発達障害かも」って指摘されたお母さんがブチ切れて幼稚園に文句言ったとか、

なんかね、少し気持ちわかるんです。

もしかしたらそのお母さんも、「うちの子もしかして…」と薄々感づいていて、でも信じたくなくて、受け入れられなくて、

いっぱいいっぱい苦しんでもがいている最中だったのかも知れないなと。

なんとか「自分の子は発達障害なんかじゃない!」と思いたくて苦しんでいる最中に先生から発達障害じゃないかって言われて、つい感情が爆発しちゃったんじゃないかと。

いえ、わかりませんよ。これだって私の想像ですし、本当にただの何にも考えてないクレーマー体質の親なのかも知れないけれど。

KAZ7842_DSCF3133_TP_V

でもね、今回私が言いたかったのは、

「自分の子供が発達障害かも知れない」って気付いたり、人から指摘された時の衝撃や苦しみ、葛藤ってのは、

実際にその立場、その状況になった人じゃないとわかりませんよ、ってこと。

部外者が軽々しくわかったようなこと言わないでくれと。

これね、わからないってこと自体を責めているんじゃなくて、

「何もわからない」ってことを、ちゃんと知っていて欲しいなってことです。

発達障害だけじゃなく、色んな障害、色んなことに共通して言えることだと思います。

「実際にその立場になってみないとその気持ちはわからない」

これは、常々私が自分の胸にも刻んでいる教訓です。




クリックして頂けると励みになります。
にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へにほんブログ村 主婦日記ブログ ひきこもり主婦へ